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Interview with KOKA Fukushima

福島光加インタビュー 第2弾 2009.1  

Q. 去年は忙しかったらしいですね。
A. 1月は大阪いけばなインタナショナルのデモンストレーションにはじまり 3月のプライベートライブは あえていけばなを余りご存知でない方たちを対象として〈春の巻〉として開催。12月も〈冬の巻〉として クリスマスとお正月の花 いろいろな松に焦点をあてていけました。

Q. 反応はどうでしたか?
A. 花をいける人が当然と思うこと 何の意識もせずに話したことが 初めて聞いて面白いといってくださる方たちがいて かえってそのことが新鮮に感じましたね。

Q. なるほど。ライブは三島でも10月に行いましたね。
A. はい。大岡信文化講演会の連句のあと 二部でライブをしました。これにはジャズピアノも入っていただいて気持ちよく大作をいけました。

Q. 見てても気持ちよさそうでしたよ。
A. そうですか。そう思ったなら結構でした。自分ひとりが いい気持ちでやっていても何にもなりませんが―― もともと人を巻き込むことが大好きなので 面白いこと楽しいことがあるとついつい声をかけてしまいます。

Q. 結構、ひと迷惑な人なんですね。
A. そうかもしれませんね。10月末から 11月はじめまででしたが 日本橋高島屋の一階ショーウィンドウを 担当しました。昔から一度はやってみたいと思っていたので お話をいただいて本当にうれしかったです。これも花材が乾かない 色を塗るのにお天気が――と やきもきするばかりでしたが 制作には多くの方たちにどれだけお世話になったことやら。

Q. 赤と金のベースカラーに季節を感じました。ところで昨年は海外出張も多かったそうで?
A. えぇ。5月はカナダのオタワ。続けて6月にジュネーブ パリ フランクフルト ロンドンとヨーロッパ4カ国を回りました。今回は一人で行ったので ある意味大変でしたが その分支部のかたたちが めいっぱい助けてくださって 感動しました。

Q. では、今年はどういう年になりそうでしょう?
A. 少しゆっくり いろいろなことを考えたいと思います。こんなにいけばなは面白い ということを もっと理解してもらうのにはどうしたらいいか とか。
でもプライベートライブは 3回目を開催したいですし それから生徒さんたちと展覧会もぜひ……

Q. 結局忙しくなりそうではないですか。
A. さあどうでしょうか。あまり前もって突き詰めて考えないというのが私のいいところであり 悪いところなので。しかし去年の最後の2ヶ月は 頭も体も神経もが疲れたらしく 音楽を聴くのも コンサートに行くのも しばらくですが いっさい受け付けなくなったのですよ。

Q. あ? つまり、自分も人並みだ、と言いたいのですか?
A. 自身のうつわっていう意味では たいしたことないなって。
でも一つ一つ完成してみると そのたびに多くの皆さんが助けてくださったことが私の力となりました。

Q. また人を巻き込むわけですか。やれやれ。
A. ふふ 今年も続きそうですね。

 

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