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Interview with KOKA Fukushima

福島光加インタビュー 第1弾 2008.05  

Q. 人生のもっとも早い記憶とは?
A. 崖に生えてた白いタンポポの花です。

Q. いけばなはいつごろから?
A. 中学2年のときからです。学校(東洋英和女学院)の 課外授業をとりました。

Q. いつごろからいけばなを面白いとおもってましたか?
A. 基本を習っているときは さほど思わなかったのですが 文化祭で 合作で大きな作品をいけてからです。

Q. 他の部活とかは?
A. 英語演劇部に小学校から 大学(聖心女子大学)まで属していました。
小学校から高校までの学校では カナダ人の宣教師が何人かいらして 徹底的にせりふの発音を治されました。

Q. 大学の専攻は?
A. 外国語外国文学科のHumanities in English専攻です。卒論は 哲学者 プラトンを英語で書きました。

Q. それはまた変ってますね。
A. 卒論担当の教授が ドイツ人で 外国語ですから毎日クラクラしながら書き上げました。今じゃ何を書いたかまったく覚えていません。ただ教授が 実社会で役立つとは思わないが こういう考え方をきちんと英語で書くのは 必要だといっていました。

Q. 今ふりかえってどうです?
A. たしかに 外国人にいけばなを教えるときは役に立っているような気はしますね。
それと英語演劇部にいたというのは デモンストレーションするとき、
外国では舞台の上で英語で説明することが多いので よかったかなと思います。

Q. デモンストレーションの話が出ましたが、いままで何ヵ国くらいいってますか?
A. 40数ヵ国は行ってますね。

Q. 失敗とかもあるんでしょうね。
A. もちろんです。

Q. たとえば?
A. そんなこといえません。

Q. 好きな食べ物は?
A. あんみつかな。私はいい加減なほうですが 寒天の四角がきちんとしていないと だめなのです。寒天の新鮮さはもちろん 大きさもこだわりがあります。缶詰のみかん さくらんぼう あんこ 求肥 フルーツなど異なったパーツが おのおの個性があり主張している これ いけばなの作品にも通じるところがあります。ま そんな風に思いながらいただいてるわけではありませんが。

Q. 今、はまっていることは?
A. プロのボーカルトレーナーの先生についています。ジャズが好きなので。6歳の6月から ピアノを10年ほど習ってました。童謡ですが歌も習わされ 発表会でうたったこともあります。ステージは 小さいときからといえるでしょうか。ボーカルトレーニングでは肝心の歌はうまくならないのですが デモンストレーションのときマイクに声ののりが違ってきたといわれています。昔は 英語もはっきりしていなかったのかも。

Q. 性格は?
A. いいほうだとおもいます。

Q. あ、そういう意味ではなく。
A. 物事に詰まると とりあえず 明日考えよう、頭も働かないし。と眠ってしまいます。その代わり朝早くおきますよ。

Q. 朝、テンション高いですものね。
だいぶ本題からそれましたが、どういうときいけばなっていいなとおもいます?
A. 植物と対していると 何があってもすっとする、これでいいと思うときが少ないのがいい。それと教えてる相手が 花が突然上手になったリ こちらも感心してしまう表現をしたとき 若い子が お母さんと ギクシャクしてたのが 花のことで共通の話題ができたとか聞くとうれしいですね。

Q. やめようかとおもったことは?
A. ないとはいえないけれど では いけばなは嫌いかと 自問すると そんなことはない――と、だからまた続けるんですよ。

Q. では、ますますご健闘を。
A. これからは肩に力を入れすぎず いけていきたいと思ってます。作品もそんなときのほうが評価を受けることが多いですね。本当の自分が 少しは出せるようになったのかな。

 

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