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Interview with KOKA Fukushima

福島光加インタビュー 第4弾 2011.01  

Q. 年も変わって2011年ですが、振り返って去年はどんな一年でしたか?
A. 年末のこのコーナーも更新しなければと思ったのですが、それもままならず。
  この数年、一番忙しいでもとても充実した一年でした。

Q. それはよかったですね。では順を追って見てみますか。
A. 3月は参加者50人の社中展をしました。

Q. 50人ですか! すごいですね。
A. はじめは15人くらいかと思っていました。目黒教室のほかに、わたしは2つの会社の
  グループのお稽古があります。そのかたたちが参加するといってくださり たちまち
  この人数になっていきました。

Q. 男性のメンバーもたくさんいたとか。
A はい。仕事の合間をぬってきて 当日の朝に花材がきまり 持ち込んだ人もいました。
  合作がなくて個人作ばかりの50作。皆さん個性豊かです。

Q. ジュニア4人のうち 4歳のお嬢さんもいたのですね。
A. この50人のなかには、受験前の最後の思い出にいけたジュニア。 引越しでこの後は
  家が遠くなるけれどその前にとか。海外赴任の直前で入門したてだけど、
  展覧会はどんなものなのか経験にというかたも ありました。
  家元もおいでいただいて、みんな励みになり 秋の草月展には、
  あのときが楽しかったのでーーというかたたちが出品。うれしかったですね。

Q. そして7月は家元広島ライブに出演でしたね。
A. はい、ブログでも詳しく報告しましたが 家元の前に40分をいただき、1200人の前で
  花をいけました。バックはジャズピアノの岩谷泰行さんにひいていただきました。
  自分で舞台上の段取りはもちろん 花材・選曲・その他もろもろ、1年半以上かけ
  構想を練りに練りました。舞台の模型をつくり 衣装も考え 花器は勿論広島で
  私のデザインでつくり、ステンレスの工場に何回も通いました。

Q. 大変でしたね。
A. 最後に家元のGOサインが出たときは、ほっとしました。

Q. アバウトと思っていましたが 意外ですね。そのこだわりかたはーー
A. 失礼な!やるときはやりますよ。私だって。

Q. 次々ですね。
A. 9月は 猛暑の残る中 沼津御用邸で450本の竹を使って舞台を作りました。
  静岡県にはご縁があり 三島の大岡信ことば館でも 朝日新聞に28年間掲載された
  大岡先生の(折々の歌)を元に 折々の花というテーマでセミナーを開いています。

Q. それで10月はジュネーブと フランクフルト郊外のセミナーハウスで セミナーをしに?
A. はい。両方とも歴代家元講師が何度もおいでになったところで 皆さんとても上手です。
  私も両方とも3回もうかがっているので 顔見知りがほとんどでとても楽しかったです。
  相変わらず熱心で 私も刺激を受けました。

Q. よかったですね。プライベートでは?
A. 大きな声では言えませんがーー-またまたジャズライブを。 
  トリオをバックに13曲歌いました

Q. また (はた迷惑)ですか。
A. すみません。今度はRed Roses for a Blue Ladyという曲にちなみ、間奏に30本の
  赤いバラをいけました。 これはバラ研究所の中田邦子さんからいただいたバラなの。
  私って、展覧会にしても ライブにしても、本当にここ一番!というときは
  生徒さんはじめいろいろな方に助けられるの。ほんと、ありがたい。それでーー

Q. やれやれ。話はつきませんね。最後に今年は?
A. 今年は静かな年になりそうで、なんといってもまず健康に気をつける事。
  それからフェリー二をはじめとしたイタリア映画をじっくりと見てみたいです。
  あ・ヒッチコックもいいですね。 朗読クラブといって あるグループの、英語で
  日本文学を朗読する それも入れていただいたし。ずっと読みたかった本もたくさん
  たまっている。俳句もずっと興味があったから ーーこの中で いくつできるかしら。

  でもなんといっても 皆さんにいけばなの面白さを 知ってほしいですね。
  まだまだ 本当の楽しさを知らない人がたくさんいると思うのです。
  日本にいて もったいないと思います。

  日本の四季と歴史。そこから発生したいけばな。
  本当に素晴らしく 美しいと思います。私ができることは 何かしら。

Q. まあ ほどほどに。。。いえ。そのなかのいくつできるか、報告をお待ちしていますね。

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